実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2015年05月11日

2社間契約ファクタリングでNGになった案件とは

今日はNGになった代表的な案件とはどのような案件だったかをご案内いたします。

2社間契約のファクタリングのによる資金調達の参考にしていただければと思います。

 

@売掛先は一流。でも3ヶ月先までの売掛債権は買取できなかった
この案件は、不動産担保ローンの既存のお客様でしたので、ぜひ成約したかった案件でした。
ただ、売掛先与信は通信大手だったりテレビ局だったりと一流でしたが、1ヶ月先の入金までの売掛債権ですと100万円未満。
調達希望額が300万円で、3ヶ月分の売掛債権を買取らないと希望額に達しないだけでなく、100万円以下の売掛債権買取は、投資家の意向もあってNGであることから、この案件はNGになりました。 

A税金の未納+資金使途の変更
こちらも既存顧客でしたので、できれば成約したかった案件です。
ただ、税金の滞納と顧客の話が変わったことでNGになりました。
提供させて頂いているファクタリングでは、一旦顧客の口座に売掛金の入金があるため、税金滞納による、銀行口座差し押さえリスクは無視できるものではありません。
本件では、税務当局とも話し合いがついていて、直ちに差し押さえされるリスクは大きくありませんでした。
ただ、当初、ファクタリングで調達した資金で税金の滞納を解消して、既存取引の銀行や信金から止まっていた融資を正常化させると言うのが資金使途でした。
ところが税金の滞納を精算する資金分の買取OKの結論が出たのですが、税金よりもっと優先したい資金使途があると言う話になったところで、案件がNGになってしまいました。
お客様からすれば税金については税務当局と話合いが付いているから、もっと先に支払わねばならない資金使途があったのだと思います。
でも、ならば面談した時に、このように話していただいていれば、問題はなかったと思います。
ところが、資金使途は税金滞納の解消資金ということで検討させていただいたにもかかわらず、実行が決まった段階で、もっと喫緊の資金使途があるので、そちらを優先したいと話が変わったのです。

2社間契約のファクタリングは、3者間の契約の本体のスタイルのファクタリングなら、売掛先から買取った売掛金の入金が直接買取会社に入金されますが、売掛先に通知してないことから、売掛先からの入金は一旦顧客の銀行口座に送金されます。
そして、この送金された資金を入金後、ただちに買取会社に送金していただかないといけないのです。
つまり、顧客との信頼関係ができるどうかは、とても重要な審査ポイントになるのです。
この顧客も決して信頼がおけない方ではありません。
ただ、今回はやはりまずかったと思います。

一旦、税金の滞納解消が資金使途で資金提供者審査の結論を出したにもかかわらず、いざ実行する段になって別の資金使途に利用したいと言うことになったわけですから、私も含めて疑念を持たざるを得ませんでした。

また、話が変わったことだけではなく、2社間のファクタリングで大きなリスクの一つである税金滞納による差し押さえリスクをせっかく解消できるからOKと思っていたのに、税金滞納が解消されない方向になったわけですから、NGになったのも不思議ではありませんでした。
posted by bhycom at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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