実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年10月02日

資金調達を邪魔する経営者の傾向とは? 1

会社経営していて経済環境の悪化、業績悪化、風評被害などで資金調達が一旦不調になると、よほどV字回復でもないと、相当長い期間、やってもやっても、どの金融機関からも資金調達できなくなるような事態が起きることがあります。
金融機関だけではなく、親族、お知り合いからも良い返事はもらえず、やってくれそうな先は怖そうな闇金もどき、あるいは闇金だけのような状況になることがあります。
このような状況を体験された経営者は、概ね、内向きになり、物事の真意を視ず、ただただ疑い深くなる傾向があるように、この仕事をしていると感じます。
でもそれはご自身をさらに悪い状況にさせてしまいます。
  
最近、数多くのレスキュー的なファイナンス案件を手掛けていますので、サンプリングと言うとお客様には大変失礼ですが、案件も100件以上にもなると成約する案件の傾向、NGになる案件の傾向が分かってきます。
今日はNGになる案件に多い経営者の方の傾向についてお話をしたいと思います。

@最初から無理と思っている。
10回以上謝絶されると、今回のファイナンスもできると思わない。
だから、少しでも難しい課題が出るとあきらめてしまう。

A否定的に何でもとらえる。
弊社の場合、解決策を3つや4つ、多い場合は10ほど提示しますが、どの提示に対してもできない理由を滔々と並べて、無理無理無理・・・・。
あんた!何しに来たのと思ってしまいます。
そもそも、一般的な方法では資金調達ができなくなっているから来ていただいているはずなのに、よく内容を理解しないで、何でも頭から自分の会社ではできない理由を言うだけでは物事は解決しません。
簡単に資金調達ができないからご相談頂いているはずなのに、少しの可能性でもトライする気持ちがない方は、可能性があるのにできないから非常に残念に思うことがよくあります。

B自身の責任を金融機関やコンサルタントに転嫁する。
最高に頓珍漢なのは、3期連続赤字で債務超過の経営者が、融資しない銀行を批判したり、時間だけかかって資金調達ができないコンサルタントに振り回されたという方がいます。
3期連続赤字で債務超過なんてとんでもないと思われるかもしれませんが、弊社に来る案件の中なら、けっこうあります。
そもそも、3期連続赤字で債務超過の会社が会社与信で資金調達できると思っていること自体、大いなる認識違いです。
それでも、担保になる不動産や売掛債権など何らかの資産などがあれば資金調達はできることがあります。
でも、可能性が出たら出たで、今度は金利が高いと言う方がいます。Cの身の程知らずの項をご参照ください。

C身のほど知らず
失礼な言い方とは認識しますが、この形容しかできない方がいらっしゃるのも事実です。
お金の借りる時の金利は3%で、期間は3年以上しか借りないと決めているからと、せっかくいい条件の融資ができるのに、断る方がいます。
そもそも、既存取引の金融機関から借りれなくなって相談に見えているはずなのに、何を勘違いしてるんだと思うことがよくあります。
まずは、ご自身の会社、ご自身の金融的な立場を冷静に判断されることです。
なぜ、今まで普通に融資してくれていた銀行が融資しなくなったのか?
普通に手形割引に応じていた取引銀行が断ってきたのか?
その原因を冷静に分析していただきたいのです。
金融機関は貸してなんぼの世界ですから、何か原因がなければ急に謝絶したりしません。
もちろん、経済状況の急激な変化や銀行の方針変更なんてこともありますが、多くは、今言ったことが原因であることは遠因になっていても、会社に問題ができてきてことが原因になっていることがほとんどです。
だから、新規と言う、金融上一番面倒で分かりにくいフィルターを通さなければならない案件の融資条件が、良い時の既存取引先の融資条件の同じなんてことがあるわけがないのに、本気で主張するおかしな方もいるのにびっくりすることがあります。
お金を借りる時は、自社が置かれている立場、状況を見つめなおしていただくことは非常に重要です。

Cファイナンスの内容を理解しようとしない。
確かに弊社がご案内する融資などのファイナンスは一般的な銀行融資だけではないから、理解しにくいサービスがあるのも事実です。
多くの金融機関で謝絶が続くと、面倒な仕組みを理解しても何にもならないと思うことは分かります。
でも、常にアグレッシブでないとせっかくの機会を失います。  

実際、弊社のレスキューファイナンスは現在30%程度成約しています。
posted by bhycom at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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