実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2015年04月19日

金融業界からの資金調達を諦めなければならない状態とは A

前回は資金調達の種類を説明しました。
1.デットファイナンス

2.エクイティファイナンス

3.アセットファイナンス 

そしてそれぞれのファイナンスは、何を前提として可否が判断されるのかお話しました。

その内容を理解していただくと、自社、あるいはご自分の資金調達の可能性が分かります。

まずはエクイティファイナンス。

これはあなたの会社の将来性を判断して行われるファイナンスです。

現在、私はエクイティファイナンスのアレンジはしていませんので、詳しくは触れませんが、あなたが会社の将来性を雄弁に語ったとしても、第三者から見て、絵に書いた餅としか見えない場合は、エクイティファイナンスはできません。

要は、あなたの会社の将来性を語る技術やサービスに圧倒的な競争力が本当にあるのかどうか?

あったとしても具現性はあるのかどうか?

同種の技術やサービスがあるのに、あなたが勝手に圧倒的に差別化できると思い込んでいるだけではないか?

そして何よりも現在の経営資源の延長であなたが語る将来の事業の姿が実現できるのかどうか?

本当エクイティファイナンス対象の会社の経営者としてふさわしいのかどうか?

などをポイントとして審査されます。 

外資系大手投資銀行出身で某ファンドの投資責任者で役員の友人がエクイティファイナンスの可能性についてよく言うのは次の話です。

いくら将来性があると思われる事業でも、小規模でも良いから具体的にスタートしているかどうかをすごく重視していると。

エクイティファイナンスで得た資金でもって、特許権の専用実施権を取得するとか、日本総代理店になるとか言った話は論外で、とにかくこの辺りは自己資金、あるいは自己調達で取得している経営者でないと、力がない経営者とみなされ、そんな経営者には絶対に投資しないとよく言っています。

だから能力に疑義を持たれると、いくら事業の将来性は見えても、役員派遣や経営者交代が条件になる場合もあるようです。  

エクイティファイナンスは原則、キャピタルゲインや高利回りのインカムゲインを得ることを目的として、あなたの会社の将来価値や将来性に対して投資するファイナンスです。

要は、投資対象の会社の経営者に求めるのは、表現は悪いけれど、開発技術しか能力がないあるいは知識がない経営者ではないのです。

圧倒的な技術力や発想力があり、かつ経営力ある経営者の会社に投資したいのです。 

私も最近はエクイティファイナンスのお手伝いはしていませんが、リーマンショックまでは、外資系のファンドや投資銀行などとも親しかったので、エクイティファイナンスの案件も多く取り扱っていました。

その時の経験則から言えるのは、エクイティファイナンスが成功する要件は次のようなことだと思います。
・将来性があること

・具現性があること(少なからずとも事業が現実的にスタートしていること)

・経営者の経営能力が優れていること 

これが分かると、あなたにとってエクイティファイナンスが可能か不可能かもお分かり頂けると思います。

次回はデットファイナンスがNGな場合の話をさせていただきます。



2社間のファクタリングサービスは次のサイトをご覧ください。
財務会計支援機構 | 銀行への融資を断られた経営者の皆様へ
posted by bhycom at 02:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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