実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2015年02月14日

戦略的に不動産担保融資の実行までの時間を短縮する

不動産を取得する時、融資に時間がかかり、取得できない経験をされた方もいらっしゃると思います。

銀行や信金と友好的な関係にあり、決まった枠内ならすぐに融資が可能になる、いわゆるコミットメントラインが設定されている優良会社なら、資金調達が間に合わないことはないかもしれません。

でも、大半の会社はそうはいかず、取得したい不動産があっても、取得資金の調達で悩まされます。

コミットメントラインを除く通常の取引の銀行よりは短時間で融資が決定する不動産担保融資のノンバンクでも、新規取引の時は、最低でも1週間から10日ぐらいかかります。

なぜ10日もかかるのかと言うと、不動産担保融資のノンバンクも、初回取引の時は、顧客の属性調査に時間がかかるのです。

特に不動産会社や建設会社の場合は、顧客の属性調査は相当深く行います。

ここで、戦略的不動産担保融資の話になります。

不要な不動産購入をしろと言うのではありませんが、とにかく、小さな融資でもいいからノンバンク数社の既存取引先になっておくのです。

自己資金で取得できる場合でも、金利や事務手数料がもったいないなどと思わず、本チャンの資金調達のために、ノンバンクの不動産担保融資を利用します。

できれば数社と。

なぜなら、ノンバンクにはそれぞれ得意分野があったり、審査のポイントが違うため、同じ不動産でも融資額が大きく異なることもあるからです。

こうしておくと、本チャンの融資時に、属性調査は不要になり、担保対象の不動産評価だけが問題になるから、それこそ、権利関係などが複雑な不動産でなければ、数日、金額が特に大きくなければ、2〜3日で融資が実行されます。

つまり、至急の不動産取得にノンバンクの不動産担保融資でも対応できるようになるのです。

これは別に不動産取得のための融資でなくても、手持ちの不動産で担保余力がある物件があれば、この不動産を担保に運転資金の名目で融資を受けておいてもいいですし、借換えでも問題ありません。

でも、本チャンの不動産取得の前に、恰好な融資対象になるようなことがない場合も多いと思います。

このような時、私は融資希望の顧客をまずノンバンクと面談してもらうようにしています。

この時、不動産担保融資でも必要になる決算書や納税証明書も提出してもらいます。

まずは属性調査だけ済ませておくのです。

このようなことは、一見の場合は難しい場合もあるかと思いますが、私のようなコンサルタントを利用してもらえば普通に可能です。

実際、このようなことで融資を受けるまでの時間を短くできた実例も数件あります。

でも、なかなか理屈は理解されても、行動が伴わない経営者が多いですね。

日々の忙しさで面倒なのかもしれません。

そのくせ急に連絡があって、数日で融資が実行されないと、不動産が買えないと言うようなことも多々あります。

残念ながらこのような経営者は、こと資金調達と言う観点で見れば経営者落第です。

もっと言えば資金調達に戦略性がないのです。

行き当たりばったりで資金調達をしているから、結局、良い不動産が取得できずビジネスチャンスを失うのです。

今日の書いたことは、ものすごくシンプルなことです。

ノンバンクの不動産担保融資で不動産投資考える時、いざ取得と言う時のために、時間がかかる属性調査を先に済ませておくのです。

ただこれだけのことで、融資実行が、新規取引の時にかかってしまう融資実行までの1週間から10日程度の時間を、最短2日程度まで短縮できるのです。

そしてさらに一度でも完済履歴を作ると、ノンバンクとの関係は良好になって、案件が混んでいるような時でも、優先してくれるのは当然です。

難しい案件でも親身に対応してくれるようになります。

今日は不動産担保融資の話で戦略的な資金調達の話をしましたが、別に不動産担保融資に限ったことではありません。

既存取引先になり、完済履歴を作る。

このような金融機関数が増えれば増えるほど、あなたの会社の資金調達能力は上がり、資金繰りに困るようなことは無くなります。

ぜひ、資金調達は戦略に考えていただきたいと思います。
posted by bhycom at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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