実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2015年01月26日

2社間契約のファクタリング

2社間契約によるファクタリングの概要をお伝えします。
数日前2社間契約のファクタリングをサービスする売掛債権買取会社を訪問して打ち合わせをしてきました。
まずは2社間契約によるファクタリングとはどういったものかについて説明します。

通常のファクタリングは、資金調達を希望する会社A、売掛債権買取会社B、Aの売掛先の会社Cの3社間で、Aが所有する対Cの売掛債権をBへ債権譲渡することについて、Cの承諾を得ることで成立します。
ところが、AはCにファクタリングにより資金調達をすることが分かると、信用不安をCが感じることで、Cが今後の取引をしなくなるのではないかという懸念で、ファクタリングが利用されないことが多かったのです。
でも、もしCへの売掛債権を早期に現金化できれば、Aの資金繰りは劇的に好転することが予想されます。
つまり多くの会社の経営者は、Cに知られないで売掛金をBに譲渡して早期に資金化できるのであればやりたいと思っている場合が多いのです。
でも、Bからすれば、Cから債権譲渡承諾を得て、Cから直接入金があれば問題はありませんが、Cから債権譲渡承諾を受けない場合は、当然ながら売掛金はAの口座に送金されます。
この結果、BからすればAがCから送金された資金を直ちにBに送金してくれないリスクが生じるのです。

ここで今回ご案内するファクタリングのポイントが存在します。
Bは、AがCから送金された資金を直ちにBに送金してくれるよう、Aが送金しないことに対する抑止力としてAの株式を譲渡担保します。
(※譲渡担保:債務者がファイナンスの担保として債権者に財産権を移転するが、弁済後にはその財産権を返還するという形式をとる民法が定める担保制度に属さない担保形式の一つ)    

そして2つ目のポイントは、売掛債権買取会社Bにとっては、譲渡を受けた売掛債権の回収リスクが存在するから、リスク回避のために、買取手数料が、通常の3社間契約のファクタリングよりは高く、売掛債権買取額の12%以上になることです。
AのCからの入金口座を、Bの指定する口座に変更が可能であれば、AがCから送金された資金を直ちにBに送金してくれないリスクは低くなりますから、買取手数料を低くすることが可能になります。 

いずれにしても、今回ご案内している2社間契約のファクタリングは、ノンリコース(非遡及)ではなくリコース型のファクタリングになります。
ただリコース型となった場合、実質上は融資ではないかという議論は存在します。 

ではここからは、現実的なこのファクタリングの概要をお伝えします。

・買取可能額 100万円から1億円
 直近の売掛金残高の30%以内が目安

・申込みから実行までの日数 3日(Aのスムーズな対応が前提)

・手続 まずは買取会社の面談か、電話によるヒアリングからスタート

・必要資料
 面談及びヒアリング後に必要になります。
 必要資料はご連絡いただければ明細をご案内します。

・全国どちらの会社でもご利用になれます。 

次回は、非常に懇意で敬愛するファクタリング専門会社の2社間契約のファクタリングの可能性について取り上げる予定です。
posted by bhycom at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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