実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2015年01月05日

中小企業の資金調達 35取引銀行に融資を断られたら 23 まとめ@

今回からは、約1ヶ月、34回にわたって書いてきました中小企業の資金調達の最後のまとめです。
中小企業の資金調達について、次のような内容で書いてまいりました。
確認のためご覧いただければと思います。

1.中小企業の経営者が資金調達を考える時の考え方
何よりも現実的に、第三者的に、計画する資金調達がどのようなものなのか理解していただくことが重要。

2.まず第一に打診すべき資金調達先は?
資金調達の必要が出た時、まず第一に相談するのは、既存取引がある金融機関。 

3.資金調達先の多様化
財務内容や業績が良い間に、銀行との複数取引を確立することは重要なリスク管理。

4.融資余力
融資余力は(借入金/経常利益×60%+減価償却)で判定する。
7以下なら融資余力良好。10以上は新規融資はNG。

5.税金を滞納すると資金調達は非常に難しくなる
特に消費税の滞納は、赤字会社でも滞納しやすいから要注意。
消費税の滞納は致命的な悪影響を及ぼす。 

6.コンプライアンス
反社会性力との関わりが分かると金融機関からの資金調達は100%NG。

7.新規事業融資と融資の適正規模
・銀行は新規事業の融資を嫌がる傾向があるから、既存事業のための資金調達と言った方が良い。
・銀行融資の適正規模は現時点の平均月商の1ヶ月分が目安。 

8.取引銀行に融資を断られたら
複数の取引銀行から融資を断られたら、ほとんどの場合、新規の銀行に相談しても融資を受けることはできない深刻な状況。      

9.取引銀行に融資を断られたら時のチェックポイント
(会社)
@財務状況
・債務超過?
 債務超過の場合:原因は慢性的な赤字?or 特別損失による赤字?

・直近3期に赤字決算があるか?
 赤字決算がある場合:慢性的な赤字?or 一時的な赤字?

・年商が過少?
 事業形態にもよるが、1億円以下は過少

・直近の決算書の現預金残高が過小?
 売上の1%以下?

・流動比率の状況

・延滞債務の有無

A直近でリース審査が通っているかどうか?

B担保になる次に該当するものがあるか?
・不動産:会社、代表者、親族など協力者含む

・株券、国債などの有価証券:会社、代表者、親族など協力者含む

・ゴルフ会員権:会社、代表者、親族など協力者含む

・入居保証金

C売掛金
 確定債権かどうか?
 支払サイトは?
 売買契約?請負契約?
 譲渡禁止条項の有無?
 債権譲渡承諾の可能性?
 入金口座変更の可能性

D・商品在庫

E設備機器

F車両とその種類

G第三者保証人の有無

H信用保証協会との関係  

(代表者個人)
@CICなど個人信用情報機関の情報に問題がないか?

Aクレジットカードは利用できるか?

B年収は600万円以上?

C直近のクレジットカード発行やクレジットが通っているかどうか?

D第三者保証人の有無

10.売掛金ファイナンス
取引銀行から融資を断られたら、真っ先に検討するのは売掛金ファイナンス。
売掛金ファイナンスは売掛金担保融資とファクタリングの2種類がある。
posted by bhycom at 02:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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