実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年12月24日

中小企業の資金調達 32 取引銀行に融資を断られたら 20 代表者個人ファイナンス@

今回からは 取引銀行に融資を断られた時の資金調達として、会社ではなく代表者個人のファイナンスで資金調達する方法を案内します。
この方法は1つのファイナンスでは1千万円が上限の資金調達にしかなりませんが、複数の方法を合算すれば、次のような状況ではとても有効な方法になります。  

@資金調達必要額が数百万円から3000万円。
A会社の財務内容や業績が悪かったり、税金や社会保険の滞納もあり、会社でのファイナンスが非常に難しい。
B代表者の個人与信は良い。

このブログを継続的に読んでいただているあなたなら理解していただけると思います。
Aの状況、例えば債務超過、連続して赤字決算と言ううことだけでも銀行からの融資は難しくなります。
さらに税金や社会保険の滞納があれば、ノンバンクやファイナンス会社からも資金調達が難しくなります。
そして、5000万円とか1億円の資金調達はできませんが、数百万円から3000万円の調達をどうしても必要と言う状況は、多くの中小企業においてよくあります。
このような時、対応する資金調達を私の個人会社でも所属する社団でも、積極的にサービスしています。
実は、このような資金調達の相談は非常に多く、最近は、毎月20件程度はコンスタントにあります。
そして、ご相談していただいた案件の30%程度は、最少額の場合は100万円と言うこともありますが、いくつかの資金調達を駆使すれば合算で2000〜3000万円の資金調達もお手伝いできています。
では、このような代表者個人の与信を選定としたファイナンスはどのような代表者なら資金調達できる可能性が高いかと言うと次のようなことがチェックポイントになります。

@CICなど個人信用情報機関の情報に問題がないか?
Aクレジットカードは利用できるか?
B年収は600万円以上?
C直近のクレジットカード発行やクレジットが通っているかどうか?

@について、ご心配な場合は、CICやJICCの個人信用情報を開示請求されることをお奨めします。
Aクレジットカードが利用できているかどうかは非常に重要なチェックポイントになります。
Bこの年収は自己申告ではなく公的機関の収入証明などで証明できることを指しています。

必ずしも前年度の年収が600万円以上でなければ、資金調達の方法がないと言うことではありません。
でも、年収が600万円以上あると資金調達の選択肢が増えます。
今、経営も順調で代表者の役員報酬を問題なく取れるなら、実績として、最低でも600万円以上、できれば1000万円前後の年収を取っておかれることをお奨めします。

ただ、では3000万円も5000万も、1億円取ればなお良いかと言うと、こと、今回ご案内しているような個人ファイナンスにおいては、逆に年収の多さが災いして、なぜそんなに年収が大きいのに、500万円とか1000万円のファイナンスが必要になるのかと疑念を持たれNGになるケースもあります。
年商10億円までの中小企業の代表者の年収は金融サイドから言うと、800万円程度から1500万円ぐらいの水準がふさわしいと判断しているのではないかと、この部分は推測ですが感じます。
CAと関連しますが、こちらの方が少しハードが高いチェックポイントになります。
最近、新たにクレジットカードが発行された。
あるいは車や家電などのクレジットの審査が通ったと言う実績は重要なチェックポイントになります。
そして、会社のファイナンスよりも代表者個人のファイナンスの方がメリットが高いと思われる点を説明します。

@レスキュー的なファイナンスにおいては、会社のファイナンスよりも、代表者の個人のファイナンスの方が概ね、金利水準ではそれほど変わらないかも知れませんが、ファイナンスの期間、言い換えれば返済期間が長い場合が多いので、毎月の負担は低く抑えられるメリットがあります。
A会社のファイナンスよりも、代表者の個人のファイナンスの方が概ね審査機関が短くて済みます。

このブログで紹介した会社のファイナンスは結果が早く出ますが、よくある一般的な銀行や政府系金融機関や制度融資などと比較して、代表者個人のファイナンスは審査機関が長くても3週間ぐらいで、早いケースでは10日ぐらいで実行まで可能ですので、OKなのかNGなのか分からず長期間待たされてNGになるようなことは避けることができます。
では次回からは具体的な資金調達を説明してまいります。
posted by bhycom at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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