実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年11月21日

中小企業の資金調達 20 取引銀行に融資を断られたら 8 株券担保ローン

取引銀行から融資を断られた時、検討する資金調達として、売掛金関連ファイナンスの売掛担保融資、ファクタリング、そして、不動産担保融資を紹介してきました。
そして、次いで検討していただくのは、株券担保融資(証券担保融資)です。
担保にできる株券など持っていれば苦労はしない思われるかもしれませんが、けっこう相談数は多いので、ご一読ください。

株券担保融資は非常にシンプルです。
取扱う株券や掛目が厳しくてもよければ、金利が低い証券金融会社の日本証券金融(日証金)、中部証券金融(中証金)の2社を利用するのが一番です。
ただ、日証金では希望額が調達できない、あるいは日証金から謝絶された時相談できるファイナンス会社の存在も知っておくことは必要です。
日証金と弊社と懇意のファイナンス会社の株券担保融資を比較しますので、ご利用のご参考にしていただければと思います。 
日証金のビジネスローンと、日証金に謝絶された時相談するファイナンス会社の株券担保融資(証券担保融資)の概要比較をまずご覧ください。   

1.株券担保によるビジネスローンの概要
・ご利用いただける方:個人(国内に居住の満20歳以上70歳未満の方(70歳以上の方はご相談))および内国法人
・貸付形態(方法):手形貸付貸付けの都度、弊社所定の約束手形を差し入れていただきます。
・貸付額:3,000万円〜5億円(担保株式が単一銘柄の場合は3億円)(これを超える金額はご相談)
 個別の貸付額については、担保株式の時価総額の60%以内(担保株式が単一銘柄の場合は50%以内)で、[
担保株式の銘柄別貸付限度額」の範囲内
・貸付期間:1年以内(審査により更新(継続)可能)
・貸付利率:年1.8%〜5.8% (基準金利 : 年3.8%)
・利息支払い方法:3か月毎の先払い(日証金の銀行口座にお振込み)
・担保有価証券:国内の金融商品取引所(新興企業市場はJASDAQおよびマザーズに限ります。)に上場している株式のうち、日証金が適当と認める銘柄。
・担保維持率(割合):担保株式の時価総額に対する貸付金の割合(担保割合)は、60%以内(担保株式が単一銘柄の場合は50%以内)または日証金が別に定める率を維持
・返済方法:随時受付け(弊社銀行口座へのお振込み)
・貸付手数料(事務手数料):不要   

2.ファイナンス会社の株券担保融資(証券担保融資)
・ご利用いただける方:法人・個人を問わずどなたでもお申し込みいただけます。
・貸付形態(方法):通常の担保融資
・貸付額:100 万円〜2 億円まで
・貸付期間:5年以内
・貸付利率:実質年率 7.7 % 〜 12.0 %
・利息支払い方法:下記の返済方法の欄を参照
・担保有価証券:東証・大証・新興市場などに上場している株券
・担保維持率(割合):ケースバイケース
・返済方法:一括返済・元金均等・元利均等・自由返済
・貸付手数料(事務手数料):不要      

1と2の違いを説明します。
・担保にできる証券のしばりが2のほうが緩い。
 セントレックスなどでも銘柄によってはNGとは限らない。
 上場していない会社でも、たとえばサントリーや吉田工業(YKK)の株なら融資可能。

・2は掛目が単一銘柄でも下がるルールは明確にはない。
・2は融資期間が長い。
・2の方が融資条件の自由度が高く、条件も緩い代わりに金利は高い。   

比較すれば、金利は安いけれど1は2よりも★条件がいろいろ多いです。
だから、融資までの実行速度は圧倒的に2のほうが速いです。
さらに、融資の掛け目も担保株券によっては2のほうがずっと高い場合もあります。
このように日証金とファイナス会社の特徴を考え、担保に出す株券、資金調達希望額、資金が必要となる期日までの日数に応じて、どちらを利用するか選択してください。
posted by bhycom at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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