実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年09月30日

資金調達コンサルタントの高額な着手金について

私は思います。
資金調達コンサルタントって何なのか?
当たり前ですが、資金調達のお手伝いをして顧客の資金調達を実現することが仕事です。
だから、資金調達して初めて存在価値があるのが資金調達コンサルタントだと思っています。
だから、顧客の資金繰りが一時的に悪化する着手金をとるコンサル会社を評価していません。
商売の本質としておかしいからです。
前向きな資金調達の時ならまだしも、特に日々の資金繰りが厳しくなっている会社に対して、着手金的なお金を負担させることは違うと思っています。
つまり顧客の資金繰りを好転させるのが資金調達コンサルタントの本分であるのに、一時的かもしれないけれど、かえって資金繰りを悪化させることになるわけですから、本末転倒もいいところではないかと思っています。
誤解しないでいただきたいのですが、今日お話しているのは、銀行から普通に資金調達ができず資金繰りが厳しくなっているようなケースに限っての話です。
でも、弊社のようなところにくる案件はほとんどが資金繰りが厳しい会社ですので、限っての話というよりはほとんどのケースに当てはまる話です。
大体このような着手時に多額の資金調達を取るコンサル会社に限って、資金調達の実行性は低いのが現実です。
なぜなら、資金調達コンサルタントにとって、本当に日々成約案件があれば、こんなトラブルになる原因となる着手金なんて不要だからです。
風評被害を呼んでろくな事にならないのは、大体において高額な着手金が原因です。
なのにどうしてリスクを省みず高額な着手金をなぜ求めるのかというと、資金調達コンサルタントという商売は、資金調達の成功報酬を経営の原資として考えると経営の安定に欠けるから、コンサル会社の経営の安定のために着手金を取るのが実情だからなのです。
これは結構有名なコンサルタントの話として聞きましたが、成功報酬一本では資金調達コンサルタント業は経営が持たないと。
これって変ですよね。
資金調達コンサルタントが成功報酬一本では経営が持たないということは、資金調達はほぼ成功しいないと言っているのに等しく、これは論理矛盾、自己否定だと思いませんか?
着手金はまた、単純な着手時の資金という形態ではなく、事業計画書作成費とか教育費とか研修費のような名目で請求されることも多いです。
そもそも、事業計画書が数十万円なんてかかるわけないと思いませんか?
5億円とか10億円以上の資金調達ならいざ知らず、1000万円とか、場合によっては500万円の資金調達になぜ数十万円の事業計画書が必要なのか、それはコンサル会社の経営のための方便でしかないと極端かもしれませんが思います。
公的資金は立派な事業計画が必要と言われているけれど、果たして本当でしょうか?
私の顧客に限って言えば、公的資金なんて自分でできている方がほとんどで、保証協会枠がいっぱいの会社なんて普通です。
確かに高額なエクイティによる資金調達とか、銀行からの巨額なプロジェクト融資とか、数行の複雑なシンジケートローンの場合なら、事業計画書が大きくものを言うのは理解できますし、専門家に依頼するメリットはあると思います。
でも、1000万円の資金調達をするために数十万円とか100万円を越えるような事業計画書やアドバイザリー契約などがなぜ必要なのかと思います。
それは偏にコンサル会社の経営のためのビジネスモデルに過ぎないと私は日々思っています。
弊社でも、すべてのサービスについて着手金がゼロかというと次の場合のみいただいています。
会社によっては1億円も2億円も、規模によってはもっと取れる、多額の助成金や補助金をとっていただくためのコンサルフィーで、30〜50万円を契約の着手時に請求さえていただいています。
本当ならゼロでいいと思うのですが、提携コンサルタント会社の負担を考えると仕方がないかと言う判断でいただいています。
その代わり、直近の資金繰りが本当に厳しい会社には絶対に提案しないようにしています。
資金繰りがどうしょうもない状況になっている会社に、数ヵ月後に返さなくても良い助成金が取れるからといって、50万円もの金額を負担請求すること自体、ビジネスとしておかしいと私は判断しています。
私もそうでしたが、資金繰りが厳しくなると、冷静な判断ができず、藁をもつかむ気持ちになって、とんでもない腕の悪いコンサルタントに高額な着手金を取られて、かえって資金繰りが悪化してしまうようなことになることはよくあることです。
ぜひお気をつけいただきたいと思います。
着手金の請求などで疑問に感じられたらメールでご一報ください。
もちろん無料で、コンサル会社から提案されているファイナンスが本当に可能なのかどうか?
事業計画書やお勉強が本当に必要なのかなど、あくまでも私見ですが、忌憚ない回答をさせていただこうと思っています。
bhycom@gmail.com までご連絡ください。
ただ電話や面談は時間を拘束されるので、メールでお願いしたいと思います。
おかげさまで多くのお客様からご愛顧いただいて忌憚なく言って儲けさせていただいています。
もう私もいい歳になってきたので、多少の恩返しをしたいと思い、こんな記事を書きました。
同業の方には申し訳ないけれど、資金調達コンサルタント業を怪しい商売と思われないためにも、もう少し普通の商売と同じような視点に立ってビジネスモデルを考える必要があるのではないでしょうか。
posted by bhycom at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブリッジファイナンスの出口とは

ブリッジファイナンスにおける出口とはどのようなものでなければならないかについてお話します。
ブリッジファイナンスは不動産だけでなく、返済原資が明白な場合、この返済原資を前提として、借り手の信用力以上の資金調達を総じてブリッジファイナンスと私は呼んでいます。
ブリッジファイナンスは借り手の信用力以上のァイナンスであることから、返済原資に対する見方は非常に厳しくなります。
当然ですが、まず出口の与信は不可欠です。
これは説明するまでもなく、信用不安いっぱいの会社に販売してもお金を払ってくれるかどうか分かりませんし、不動産なら、信用力のない会社からいくら良い条件で買うと言われても、本当に買ってくれるかどうか分かりません。
まあこの部分はお客様もご理解されていることがほとんどです。

ただ、多くの案件を見ていて、認識違いされているのは、出口の「たられば」は一切不可いうことです。
1.不動産開発の開発許可が取れたら大手の○○不動産が買ってくれる。
2.地上げが成功して土地がまとまった○○建設が買ってくれる。
3.大手の○○電機から受注した商品の製造が完了したら、○○電機が買ってくれる。
4.助成金の受注資格があるから、条件となっている水準まで開発したら助成金が受けられる。
などなど。

今上げた4つの項目すべてに「たら」がついていますが、このような不確定なことがあれば、ブリッジファイナンスはNGになります。
例えば1のケースで説明します。
開発許可はほとんどOKになっていて、もし心配なら役所の担当者に確認してもらえば分かるとか、有力者の議員の先生と会って確認できるなんて、こんな意味のないことを真剣に出口の信頼度だと説明を受けることがあります。
こんなことを言う方に本当に言いたいのは、それがどうやねん!なんぼのもんやねん!と大阪弁になってしまいそうになるのです。
もし開発許可が予定通りに下りなかった時、役所の担当者や政治家が責任取ってくれるはずがありません。
資金調達したい方は、自分の都合の良いことを言いますが、立場を代えて貸す側になったら、お金貸しますか?と言いたくなることがよくあります。
毎月いくつものブリッジ案件のご相談が来ますが、このほとんどはこの「たら」が付く案件です。
自社の身の丈より高い資金調達を出口、言い換えれば返済原資を明確にすることで調達するのがブリッジファイナンスです。
もし、ブリッジファイナンスを検討される場合は、返済原資の超明確化が必要とご認識いただきたいと思います。
posted by bhycom at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。