実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年09月16日

決算していない会社

今年の6月頃ですが、画期的売掛債権担保融資の案件で驚くことがありました。
業種を書くと特定される懸念があるので、年商10億円以上、社員の数100人以上の会社です。
審査が進み3000万円以上の融資は確実かと思われたのに、審査がストップしてしまいました。
何と3月決算なのに6月の今になっても、まだ決算を完了していないのです。
つまり税務申告をしていないのです。
申告していないから、支払うべき納税額が確定しないので、ファイナンス会社が求める未納がない証明ができないのです。
つまり、融資ができないのです。
今回は銀行の融資ではないから、申告が完了すれば融資は実行されると思いますが、銀行の場合なら、新規取引先が決算していない会社と認識した途端、取引する会社ではないと判断されても不思議ではありません。
今回の案件の会社の場合、決算するお金がないとは思えないので、決算していない理由か分かりません。
理由の如何を問わず、決算していないことは、資金調達にとっては致命的です。
綺麗ごとを言うなと言われるかもしれませんが、金融機関やファイナンス会社からの資金調達を考えるのなら、決算と納税は不可避です。
特に決算をしていないのは非常にまずいです。

そしてその後、この案件正式にNGになったとの連絡がファイナンス会社からありました。
理由は給料未払の新聞記事があったためでした。
さらに後日、破綻のニュースが入りました。
決算もしないで資金調達を考えるなんてあり得ない。
その位、決算していないことは、会社にとって致命的です。
posted by bhycom at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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