実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年08月11日

融資の必要資料

今日は融資を受けるにあたりまず必要になる資料は何かということをご案内したいと思います。
これは、お客様にも、案件を紹介していただくコンサルタント各位にもお願いすることですが、必要な資料以外の膨大な資料をいただくケースが多いのですが、これは私だけではなく、金融機関に対しても、決して心象が良くないので、お止めになったほうが良いです。
また逆に異様に資料開示を嫌がる方もまれにいますが、このような方は融資を受ける資格はありません。
今日は融資を受ける際に必要な資料は多すぎても少なすぎてもNGという話です。

ご自分が受ける融資が、何をポイントに審査されるものかどうか理解していただければ、本当に最初の段階での必要資料は限られます。
もちろんお客様に審査ポイントの理解を求めることは難しいかと思いますが、業としてコンサルをやっている方なら把握する必要があると思います。
実際、案件紹介をいただくコンサルの中にも大量の資料を持ってくる方がいらっしゃいますが、素人ではないのだから困ります。
まず融資に対する知識がないと思いますし、資料をいただく時、時間をかけて整理が必要なほど大量にいただくと、忌憚なく言えば、これだけでモチベーションが下がります。
言ってはいけないことですが面倒くさくなるのです。
この仕事も長くやっていると、案件をいただいた瞬間、いけるかどうか分かります。
だから、難しいかな???+大量の資料=止めとこうと本音では感じるのです。
これは私だけではなく、金融機関も本音は同様です。
実際、成約実績が多いコンサルは資料も非常にシンプルかつ的確です。
だから資料請求を見ればコンサルタントの腕がおよそ見当がつくものです。
何でもかんでも資料を要求するコンサルタントは実績がない方に多く、あまりにも何でもかんでも資料を請求されたら、このポイントだけで依頼をやめたほうが良いかもしれません。
参考までに、代表的な案件の、新規でご相談時に、まず必要となる資料を代表的な3つの融資で紹介します。
もちろん案件によって追加資料が必要になるときはあります。
でも、それはまず、以下に紹介する最低必要な資料で話が進み、次の段階で必要になるわけで、最初の段階では不要です。
   
@売掛金担保融資案件
・直近1期の決算書(税務申告書の1枚目、BS,PL,販管費明細、売掛金明細、未払金明細があればOK)
・試算表(決算から3ヶ月以上経過している場合のみ)
・直近の売掛明細
・債務者の会社謄本か代表者の名刺の画像の画像
・会社案内(ホームページがある場合はURL)
・希望する融資の概要(金額、資金使途)
※通帳のコピー、事業計画書、許認可関連書類などは打診段階では不要です。
   
A不動産担保ローン
・債務者の会社謄本か代表者の名刺
・不動産謄本
・住宅地図
・公図
・希望する融資の概要(金額、資金使途、融資期間、返済原資)
・収益物件の場合のみレントロール
※最低これだけあれば机上評価を出せます。なお、以上に公図+地積測量図があれば万全です。
机上評価が出て申込時には三期分の決算書が必要になります。(本審査に必要なため)
   
B銀行のプロパー融資
・3期分の決算書(税務申告書から勘定科目明細まで)
・会社謄本(全部事項)
・会社案内(URLでもOK)
・希望する融資の概要(融資額、期間、返済方法、資金使途、返済原資)
・希望する融資期間に対応した資金繰表
・簡単な事業計画書(1枚で分かるサマリーのようなものがベター)
※資金使途により追加資料が必要になりますが、まず銀行は保証会社の格付を取り、その結果で話が進みますので、最低必要資料は以上でOKです。
     
以上のように、融資を打診する第一段階では資料は限られています。
中には業界のリサーチや、商品の細かな資料までお持ちになる方もいらっしゃいますが、不要とは言いませんが、金融機関に提出しても、初期段階では真剣に読まれません。
まずは基本的に必要な資料を用意して、話が進み段階段階で必要資料を請求されますから、その時に追加資料としてその都度提出された方がベターです。
最初に何でもドバーッと資料の山を出すのは、本当に止めたほうが良いです。
さらに論外なのは、BSとPLと販管費明細しか出さないようなケースです。
融資を受ける時の決算資料は、BSとPLはもちろん申告部分から勘定科目明細までを指し、これは常識です。
posted by bhycom at 02:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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