実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年08月03日

銀行取引はまさに宝くじ 2

銀行取引はまさに宝くじ の続きです。
今日書くことはくだらないことと思われるかもしれませんが、中小企業にとっては重要な話です。
あなたの会社が、年商が20億円、あるいは50億円以上あり、自己資本比率も高く、流動比率の比率も素晴らしく、増収増益傾向の会社であれば、今日書くことなどまったく懸念するに当たりません。
このような会社なら、あなたが探さなくても、必要がなくても、お金を借りてくれ!借りてくれ!と、多くの金融機関からアプローチをかけてくるからです。
でも、普通の中小企業が金融機関と新規取引をしようと思うとき、今日書くことは無視できません。
実際、私の顧客でも大変な目にあっている方が結構います。

あなたも次のような体験をされたことはありませんか?
新たに取引しようと思ってある銀行に打診したら、御社は当店ではなく○○店で担当しているので、その店に行ってください!と。
確かに以前、その店に融資の申込みをしたけれど、あまりにもその対応が冷淡で、真剣に対応されなかったから、その店舗とは連絡を止めていたのです。
これは、よく言われる、どこどこの店に旗が立っているということで、融資を受けていなくても、決算書などを提出して正式に融資の相談をしたことで、他の店舗では、あなたの会社が取り扱いできないという銀行など金融機関によくあるルールなのです。
つまり、たまたま中小企業への新規融資に熱心でない支店に決算書を提出して、一度相談すると、コンサル会社の紹介で、中小企業への新規融資に熱心な支店に融資を申し込もうとしても、その支店には相当長い時間が経過しないと打診できないのです。
場合によっては永遠に。
前回もお伝えしたように、銀行など金融機関は、対中小企業への融資、特に新規融資に対しては、保証協会の保証つき融資でも、支店、担当者によって本当に大きく違うことはよくあることです。
だから、たまたま打診したところが新規取引に積極的なところであれば良いのですが、逆の場合は大変なことになるのです。
おまけに、この支店はだめだと思っても、旗がその支店に立ってしまうと、同じ金融機関の他の支店には打診できないのです。
そこで、中小企業は自衛する必要が出てくるのです。

どうすればいいか?
それは絶対的な方法ではないけれど、新規で融資の打診をする時、一度目は決算書や資料を持参しないで、いずれ融資が必要になる時期があるから、そのときに備えて相談に来たというようなニュアンスで、そんな支店か様子を見に行くのです。
だから、決算書など資料を持参していかないか、あるいは持参しても、その支店や担当者の対応が良いと感じなければ、絶対に渡さないようにしてほしいのです。
相談しただけでも旗が立つ可能性もゼロではないと思いますが、見せる程度ならまだしも、決算書を渡してしまえば、高い確率で他の支店には打診できないようになってしまいます。
もちろん、打診した時の対応が良い支店、良い担当者であっても、担当が変わることもあるし、責任者が代わることで、まったく違った対応になる懸念がないわけではありません。
でも、冷淡な対応をされた支店、担当者に決算書を渡さないということだけでも、かなりこのような金融機関の店舗や担当者間格差のリスクを軽減することができるのです。
これは政府系金融機関でも同じです。
ここも担当者によって相当対応は違うので。
くだらない話ですが、金融機関に新規で融資を申し込むとき、相談しても良いけれど、決算書は軽々に置いてくることは避けていただければと思います。
posted by bhycom at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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