実践的資金調達原論 「思うように資金調達ができない方へ」worldheritage512_2_20120529004622.jpg

2014年07月23日

金融機関からの借入がまったくないことが融資の阻害要因になる

案件の決算書を見た時、設立間もない場合は別にして、3期も4期も、あるいはそれ以上経過している会社なのに、時々、銀行やノンバンク、あるいは政府系金融機関など、とにかく金融業界からの借入が全くない会社があります。
このような決算書を見た時思うのは、借金がないからOKと言うことではなく、どこからも借入ができない何らかの問題が、代表者か会社にあるのではないかと思ってしまいます。
具体的には、代表者の金融履歴に非常に問題があるとか、申告書や決算書の中にコンプラに抵触する会社や個人との関係があるとか、代表者や役員に犯罪歴があるのではないかなどと、良からぬことを懸念しまいがちです。
このことは、銀行、ノンバンク、貸金業者など金融業界のどこの融資担当者も感じることで、たとえば消費者金融でも、一切借入の履歴のない顧客には警戒するものです。
設立から数年は銀行からの借入があったけれど、会社が成長して儲かり、銀行からの融資は完済し、現在必要がないからどこからも借り入れていないと言うのであれば、この状況は最高に金融業界受けしますが、一度もどこからも借入ていないと言う状況は絶対に避けるべきです。
まずは会社を設立したら、政府系金融機関の融資ぐらいは不要でも借りておくことが、その後の資金調達がスムーズに行くための重要な対策になります。
また、金融機関から借りた融資を完済したと言う履歴は、今後融資を受けるにあたって非常に良い影響があります。
自己資金で経営することは安全で良いことではありますが、いつ融資を受けなくてはならない時が来るかもしれないのが会社経営の常ですから、不要でも融資が受けられるのであれば、金額は小さくても良いので、借入が可能な間に、何らかの借入したと言う履歴を残していただきたいと思います。
そして、約定通りに返済することが、これまた企業与信にはプラスになります。
銀行やまともな金融会社から一度も借りたことがないことは、融資が受けにくくなる大きな原因の一つになり得るとご理解ください。
posted by bhycom at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 資金調達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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